妊娠初期に気づかずホットヨガをしてしまうケースは多い
一般的に、妊娠4週ごろまでは特に自覚症状は出ないことが多いといわれています。
この妊娠「超初期」にホットヨガをしてしまった!というケースは少なくありません。
妊娠が成立するかどうか、というこの時期にホットヨガをすることで、何か問題は起こるのでしょうか?
妊娠中のホットヨガのリスクやどんな影響があるのかを調べてみました。
この記事でわかるコト
- 妊娠中にホットヨガをすることのリスク
- 妊娠中にやってはならないヨガのポーズ
- 妊娠中にオススメのマタニティヨガとは?
- 妊娠中のホットヨガの退会や休止について
- 出産後はいつからホットヨガが再開できる?
- ホットヨガは妊活にも効果がある?
妊娠初期にホットヨガをする悪影響やリスクとは?
脱水症状になるリスク
妊娠初期のうちは悪阻に悩まされることも少なくありません。
嘔吐が続くと体から水分が不足しがちな状態になってしまいます。
そんな状態でホットヨガをしてしまうと、大量の発汗で体は脱水状態になってしまうリスクがあります。
また、ホットヨガをするときには水分補給が必要ですが、お水を飲むことで吐き気が悪化してしまうこともあります。
子宮に圧力がかかるポーズもあり、流産の危険もある
ヨガのポーズには、深く前屈したり、大きくひねりを入れたり、腹部に圧力がかかり危険なポーズもあります。
片足でバランスをキープするポーズなど、不安定な姿勢からの転倒の危険もないともいえません。
妊娠中はあまりハードなプログラムは避けたほうがよいでしょう。
妊娠安定期に入ったらホットヨガを再開しても大丈夫?
ホットヨガは負担が大きいので避ける
安定期に入ったとしても、妊娠中は自律神経が乱れやすく、体温の調整機能がはたらきにくいといわれています。
その状態でホットヨガを行うことは、熱中症や脱水のリスクがあるため、避けておいた方が無難です。
妊娠中の熱中症は本人だけでなく、胎児にもリスクがありますので注意が必要です。
妊娠中はマタニティーヨガがおすすめ
妊娠中にヨガをするなら、とくに妊娠中の女性の体のために作られたマタニティヨガがおすすめです。
体に負担がかからないポーズでリラックスできるのはもちろん、骨盤にはたらきかけるポーズで出産に向けた体作りを助けてくれます。
また、子宮が大きくなるにつれて浅くなってしまいがちな呼吸をサポートする呼吸法で、メンタルにもアプローチできます。
妊娠中におすすめはマタニティーヨガ
マタニティーヨガとは
マタニティヨガは、ストレッチに近いといわれています。
とはいえ、ヨガの基本、呼吸法とポーズは変わりないため、筋肉の深いところまではたらきかけながら、深い呼吸でリラックスできるようにプログラムされています。
出産に向けた体力づくりとメンタルのケア、両方にはたらきかけるのがマタニティヨガの特徴です。
LAVAのマタニティーヨガプログラム
ホットヨガで人気のヨガスタジオLAVAですが、常温で行われるマタニティヨガのプログラムも人気です。
妊娠初期から出産までの方を対象にしたベーシッククラスと、安定期から出産までの方を対象にしたリフレッシュクラス、2つのマタニティヨガプログラムが用意されています。
ベーシックでは快適なマタニティライフへの提案を、リフレッシュでは出産本番への準備にポイントをおいています。
LAVAのマタニティヨガプログラムは全店舗で行われているわけではないのでご注意ください。
カルドのマタニティーヨガプログラム
ホットヨガスタジオカルドでもマタニティヨガのプログラムがあり、常温でのヨガプログラムが行われています。
ゆっくりとした動きでストレッチし、筋肉へはたらきかけ、深く呼吸をして、妊娠中に起こりやすいこむら返りや冷え、体重の増加やストレスなどのトラブルをケアします。
カルドのマタニティヨガプログラムは行われている店舗に限りがありますのでご注意ください。
妊娠初期にやってはいけないポーズ
とくに妊婦さんを対象にしたマタニティヨガプログラムに参加していれば危険なポーズは避けられますが、自宅などで行うヨガには妊娠中に避けるべきポーズもありますので注意が必要です。
基本的には、お腹を圧迫したりひねったりするポーズは妊娠中は避けるべきです。
特に、腹筋や背筋にはたらきかけるポーズ、うつぶせになってお腹に体重がかかるポーズなど、注意が必要です。
ホットヨガLAVAの妊娠中の休止や退会について
ホットヨガLAVAでは、一度退会すると再度入会するときに登録料が発生します。
妊娠中はホットヨガができなくても、産後に体型を戻すためにもホットヨガに取り組みたい、と考える妊婦さんは退会ではなく休会を選ぶ人もいるようです。
そもそもホットヨガを続けようかどうか迷っていた、という人は妊娠をきっかけに退会してもいいのかもしれません。
ホットヨガを続けたいと考えている女性は退会の前に休会を検討してみてもいいかもしれませんね。
ホットヨガカルドの妊娠中の休止や退会について
カルドでは妊娠が理由での退会の場合、一定期間内での母子手帳の提示でキャンペーン期間内での退会時にかかる違約金が免除されるシステムがあります。
また、支払ったお金が日割り計算で戻ってくることもありますので、妊娠がわかり退会したい場合は早めに手続きをしたほうがお得かもしれません。
出産後のホットヨガ再開のタイミングはいつから?
出産後のホットヨガは、一般的に産後6か月くらいから始められるといわれています。
産後の体の回復には個人の体力や体質によるところも大きいため、主治医の指示を仰ぎ、体調に不安があるときはやめておきましょう。
授乳中の方は、ホットヨガで血行がよくなることで乳腺炎が悪化することがありますので注意が必要です。
出産後のホットヨガの効果
リフレッシュ効果・メンタルケア
産後は赤ちゃんのケアで忙しく、ストレスもたまりがちです。
ホットヨガで深い呼吸をくりかえすことでリラックスできます。
呼吸に集中することで瞑想効果もあり、頭がすっきりとリフレッシュできます。
産後太り解消効果
お悩みの人も多い産後太り。産後は血液循環が滞り、冷えたりむくんだりといった不調も起こりがちです。
ホットヨガで血液のめぐりをよくすることで代謝が上がり、むくみや冷えの解消、基礎代謝を上げて痩せやすくするなど、産後太りの解消効果も期待できます。
骨盤矯正・骨盤を締める効果
出産で筋肉量が落ちたり、骨盤がゆがんだりしてしまった体に、大きな負担をかけずに整えるホットヨガは効果的です。
骨盤の歪みは下半身の不調に限らず、肩こりや腰痛などのトラブルの原因になっていることもあります。
全身のバランスを整え、体幹を強くするホットヨガで産後の体をケアすることができます。
ホットヨガは妊活に良い影響ある?妊娠力アップ効果とは!
妊活のひとつとしてホットヨガを取り入れている人もいます。
一般に体が冷えている状態では妊娠しにくいといわれています。
ホットヨガで全身の血流が改善され、冷えを感じにくくなることも期待できます。
また、ホルモンと関係の深い自律神経がホットヨガによって整えられます。
ホルモンバランスの改善効果が期待できるのです。
そして、「なかなか妊娠しないな」と悩んでしまうストレスによってより妊娠しにくくなるという負の循環に陥りがちな妊活中に、ホットヨガでリラックスしてストレスをためないようにすることも、妊活には大切なことです。
まとめ
心身ともに大きく変化する妊娠中の女性の体。
妊婦さんとお腹の赤ちゃんのために、ストレスや運動不足を解消することは大切なことですね。
その手段のひとつとしてヨガは有効です。
体調に注意して、無理のないようにマタニティライフにヨガを取り入れてみてくださいね。